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松居 慶浩 (まついよしひろ)  認定事業再生士(CTP)−主に建設業・不動産業の再生コンサルティング・不動産コンサルティング技能登録者

経営危機に陥ったり将来に不安や悩みを抱える中小企業や建設業の再生支援や、住宅ローンの未払い等による不動産の任意売却や資産防衛などを行い、経営者や生活者の悩みを必ず解決します。お気軽にご連絡ください。


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「富士ハウス」 破たん

〜宙に浮いた728現場   自分の家はどう守る?〜


今年1月29日に住宅会社の富士ハウスが関連会社とともに自己破産を申請し、その
手続きの開始決定を受けましたのはご存じの方も多いと思われます。
私も長住建設で建築に携わり、建設業の事業再生を中心に行っておりますので、
大変ショッキングな出来事でした。

帝国データバンクによると、破産申請時の負債総額は関連会社も含めて約638億円、
原因は市況の悪化、資材の高騰に加えて、過大な設備投資などのために破たんした
とあります。東海・中京地区を中心としながらも、関東・関西へと営業エリアを広げ過ぎた
ことなどが響いたのだろうという声もあります。

滋賀にも以前長浜でも住宅展示場がありましたが、数年前に撤退され、滋賀県内では
彦根、八幡、草津等を中心に営業展開されていたようです。

驚くべきは、何と今回の破産によって、その時点で未完成だった着工済み物件は728件、
契約済みの未着工物件は806件もあったことです。加えて富士ハウスは住宅保証機構
などの完成保証を利用していなかったために、過払いした工事費の大半が返ってこず、
工事再開が困難な物件が続出しているようなのです。

私の周りの方でも、契約代金として工事代金の7割のお金を支払ってすぐに破産された
ので落胆されていたり、ローンを組んで契約金など一部を支払ったが、別の会社で契約
し直し、新たにローンを借り直して家を建てるといった話も実際聞いています。

今年10月1日以降引渡の住宅には住宅瑕疵担保責任保証制度が施行されますが、
完成保証の利用が住宅会社の義務でないことも制度的な問題かも知れません。

住宅を建てるというのは一世一代の買い物です。

宙に浮いた728組(契約済み含むと1534組)の施主の皆さまも「まさか自分が」と
お思いのことでしょうし、建設業に携わる私としても心が痛みますし、お気の毒としか
言い様がないですが、それだけに「どこに頼むと安心か」「どの会社に頼んだら一生
面倒みてもらえるか」を財務面から検証する事も必要です。

あとは単純なのですが「業界での評判」です。結構下請業者さんへの支払いが
遅れていたりするのも破綻の兆候ですので、住宅などを検討しておられる方は、
その会社が建てている現場に行って、そこに働く下請業者さんに話を聞いてみる
ことをお勧めします。

そこでの意見がその会社の実態に一番近いと思います。


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